こんにちは、ソムリンの浦川です!
今回は、フランスのロワール地方でドメーヌ・ジュリアン・チュレル が造る『シードル・エキノクス2015』のご紹介です。
シードルというのはリンゴから造られるワインのことで、発泡性のものが多くなっています。ヨーロッパはもちろん日本でも生産されていますね。
ちなみにシードルはイギリスでは「サイダー」と呼ばれていて、日本の炭酸飲料である「サイダー」の語源にもなっています。
さて今回はフランスのちょっと変わったシードルです。テイスティングしてみて、「こういうのも飲んでもらったらワインファンが増える!」と思ってのご紹介です。
シードル・エキノクス2015
ワインの特徴

色調は、濃い黄色。シードルでここまでの色調が濃いものは少ないので、色合いからも普通のシードルと一線を画していると言えます。
香りは、色調の濃さを象徴するように、りんごのコンポートをさらに煮詰めたような濃厚な香りがします。口に含めば、スパークリングの口当たりと、酸味、そして旨味がじわじわと感じられます。
香り、味わいに複雑味があり、ただ炭酸が効いているだけのリンゴジュースではない。まさに、これこそが上級なシードルと思わざるを得ません。
お薦めのマリアージュ
ラム肉のりんごソースがけ
今回のシードルは、しっかりとした味わいのラム肉がピッタリです!肉にちょっと臭みがありますが、シードルの深い味わい、炭酸からくる爽やかさと非常によく合います。さらにリンゴのソースを料理に加えることでワインと料理が結びつきやすくなり、最高のマリアージュを演出してくれることでしょう。
ソムリンポイント
シードル・エキノクス
4
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この価格帯のワインの平均点:.30pt
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濃厚な味わいなので、キンキンに冷やしても美味しいですぞ!シードルの化け物ですな!でもお友達になりたいですぞ!
ソムリンポイント
ソムリンの独断と偏見で付けたワインの評価ポイントです。判断基準の一つとして参考にしてください。
- 0〜2pt:ワインは楽しみ方次第ですなー
- 3pt:良い
- 4pt:美味しい
- 5pt:素晴らしい
- 6pt:拍手
- 7pt:記憶に残る
- 8pt:感涙モノ
- 9pt:歴史に残る
- 10pt:伝説レベル
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価格帯別平均ポイント
ソムリンの独断と偏見で付けたワインの評価ポイントです。判断基準の一つとして参考にしてください。
価格帯 | 平均Pt |
---|---|
500〜1,000円 | 1.00pt |
1,001〜1,300円 | 1.56pt |
1,301〜1,600円 | 1.86pt |
1,601〜2,000円 | 2.48pt |
2,001〜2,500円 | 2.81pt |
2,501〜3,000円 | 3.30pt |
3,001〜4,000円 | 3.78pt |
4,001〜5,000円 | 4.24pt |
5,001〜6,000円 | 4.70pt |
6,001〜7,500円 | 4.95pt |
7,501〜10,000円 | 6.04pt |
10,000円〜 | 6.70pt |
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日本におけるシードルの歴史の始まりは、ニッカウイスキーが造っていたアップルワインからであると言われています。
今ではシードルを造っているワイナリーも増えてきましたね。甘みの強いものから、ドライに仕上げているものまで様々ですが、リンゴの果実感が感じられるスーパクリングなので、サワーみたいな感じで、ワイン初心者にも飲みやすいかと!
今回ご紹介したシードル含め、ぜひ色々と試してみてはいかがでしょうか?
それではまた次回!カンパ~い!^^