その他

お問い合わせ

個人情報保護方針

ボジョレー・ヌーボーは世界中で人気?日本は輸入量世界1位?


b4_eye

こんにちはMr.ソムリンの浦川です。

さて2017年ボジョレー・ヌーボーを美味しく飲むために色々と説明しているこのボジョレー・ヌーボー企画。

 < 関連記事 >
>> 【ボジョレーヌーボー速報】11月16日解禁!2017年は美味?
>> 2017年も旨いはず!オススメ厳選ボジョレーヌーボー銘柄6選
>> 「ボジョレーヌーヴォーって何?」名前の意味から製法まで解説します!

ソムリンのボジョレー解禁パーティー
>> 【11月16日ボジョレー解禁!ソムリンワイン会】with yenta!@麻布十番

今回はボジョレー・ヌーボーがなぜここまで売れているのかを説明します。

皆さん疑問に思いませんか?ボジョレーの他にもヌーボーはフランスやイタリア(イタリアではノヴェッロ)でもありますが、なぜボジョレー・ヌーボーがここまで知名度が高く人気なのか?おかしいと思いませんか?

では簡単になぜボジョレーが飲まれ始め、そして日本で流行したのかの流れをご紹介します。

パリっ子に大ウケ:フランス編

ボジョレーという土地は、フランスのブルゴーニュ地方という有名醸造地の南部に位置している地区です。赤ワインのために生産するブドウはガメイ種。

高級ワインを生み出す最強タッグである「ブルゴーニュ」 and 「ピノ・ノワール種」の影のよう存在で、あまり日の目を見ないちょっとかわいそうな役回り。

フランス国内ではボルドーといった他の有名産地が売れ続ける中、やはりボジョレーは鳴かず飛ばず。フルーティーで軽いボジョレー&ガメイのタッグはワインは当時のマーケットには受け入れられなかったのです。

しかしボジョレーにはフランス国内でも一部の地域にしか認められていない特権がありました。それが、

「ヌーボー」です。

ヌーボーとはつまり「新酒」。実はヌーボーを生産し出荷できるのはごく限られた産地のみ。

この新酒に目を付け、「ボジョレー・ヌーボー」を世界へ広めた人物がいます。それがボジョレーの帝王とよばれている「ジョルジュ デュデュッフ氏」です。

彼はその年できた新しいワインを飲むという「初物需要」に目をつけ、1970年代にパリで解禁イベントを仕掛け大注目を浴びます。オシャレや流行に敏感なパリっ子に大ウケし、パリの高級三つ星レストランでも採用されます。

1980年代にはアメリカはニューヨークでボジョレー・ヌーボーのイベントが開催され、その結果ボジョレー・ヌーボーは世界的にも知名度が上がり、ジョルジュ デュ ブッフ氏以外の生産者もこぞってヌーボーを造り始めます。

しかし困った事が起こります。早さ重視の出荷競争が激化してしまいます!生産者が「味よりもスピード」を求めてしまい、不味い初物ワインが出回るという本末転倒な事態に。

そこでフランス政府により制定されたのが「解禁日」。そしてその日にちは「11月15日」でございました。あれ?変ですよね?今の解禁日は「11月の第3木曜日」。

解禁日

今の日本では休日だろうと運輸業者さんが頑張って下さいます。しかしその当時のフランスは違います。バッチリ休みます。解禁日とか関係ないです。となると解禁日には間に合わなくなってしまいます。ということから、1985年から解禁日は「11月の第3木曜日」となりました。

因みに、フランス各国にヌーボーはあります!この解禁日ですが、ボジョレーと同じです。つまりフランス全土のヌーボーの解禁日が「11月の第3木曜日」となっています。

さて解禁日が法律で決まりました。この時期辺りから「ボジョレー・ヌーボー」がある国の初物需要に大きな影響を与えます。欧米のブームには確実に乗りに来る国。そう日本ですね!

世界のビックウェーブに乗る!:日本編

日本は立地上「11月の第3木曜日」が世界でも早く来ます。ボジョレー本場のフランスよりも早く解禁されて飲むことができるわけです。
・初物
・パリや世界でブーム
・世界の中でも比較的早く飲める

この3つの要因に、更に1986年からのバブル景気が後押しし、日本にヌーボーや高級ワインを中心とした「第4次ワインブーム」が巻き起こりました!

因みに世界で一番早く解禁日を迎えるのはニュージーランドなど日付変更線ギリギリの国です。日本が一番早く飲めるというのは間違いで、「比較的早く飲める」という事です。

ボジョレー・ヌーボーは売れに売れます!甘みを感じさっぱりとした口当たりが日本人の口にもあったのでしょう。日本のボジョレー輸入量は世界で一番になり、世界の輸入量の半分以上を占めるようになります。

しかしヌーボーブーム絶頂は2004年。ワインの市場が成長し、チリから安くて美味しいワインが輸入させる現在。ボジョレー・ヌーボーをあえて買おうとする人は少なくなって来ました。

ボジョレー・ヌーヴォーとはなんだったのか?

2004年には104万ケースまで売れていたヌーボーが2016年の輸入量は絶世期の約半分。売り文句で「百年に一度!」と騒ぎますが、暖簾に腕押し、糠に釘。売り上げが全体に下がってきており、残念ながらボジョレー・ヌーボーの消費量は右肩下がり。ワイン業界として非常に悲しい事ではありますね。

しかしですよブームというのはバブルなのです。バブルというものへ弾けるものなのです。ボジョレーも年に1回定期的に訪れるバブルだったと考えましょう!

バレンタインデーのチョコレートが大量に売れるのと同じです!ボジョレーヌーヴォーも同じ、イベントバブルだったのです。

現在ですが日本のワイン消費は過去最高を更新しております。安くて美味しいワインが増えて来て、カジュアルなバルやバーで手頃に飲むことが出来ます。これはバブルではなく日本のワイン市場が順調に育って来た証拠です。

(※ 2017年 日本のワイン市場 キリン)

ボジョレー・ヌーヴォーをみんなでワインを飲む!このお祭り騒ぎが現在の日本のワイン市場を作るきっかけになった事は間違いありません。

是非、今年のボジョレー・ヌーヴォーもみんなでお祭り騒ぎして楽しみましょう!!

ソムリンのボジョレー解禁パーティー
>> 【11月16日ボジョレー解禁!ソムリンワイン会】with yenta!@麻布十番

 < 関連記事 >
>> 【ボジョレーヌーボー速報】11月16日解禁!2017年は美味?
>> 2017年も旨いはず!オススメ厳選ボジョレーヌーボー銘柄6選
>> 「ボジョレーヌーヴォーって何?」名前の意味から製法まで解説します!