こんにちは、ソムリンの浦川です!
今回のワインは、アメリカのオレゴン州でジェイ クリストファーが造る『ピノ・ノワール ダンディヒルズ・キュヴェ2011』のご紹介です。
アメリカといえばカリフォルニアのナパヴァレーが有名ですね。でも他にも素晴らしいワインの産地はアメリカの西海岸にはたくさんあります!ナパの隣のソノマも良いですし、最近はロサンゼルスの北西部にあるサンタバーバラも続々と良いワインを出しています。
そして更にカリフォルニア以外のオレゴン州やワシントン州のワイン産地も大注目です!オレゴンのピノ・ノワールはブルゴーニュに負けないクオリティーを持っています。今回のワインもそのオレゴン州のワインです。
ピノ・ノワール ダンディヒルズ・キュヴェ2011
ワインの特徴
飲んだ瞬間に感じられる壮大なベリー感とテロワールから得られる旨味が、このワインを1段階上へと引き上げてくれています。さらに、カシス、ブルーベリーの果実、スパイシーな味わいも相まって、とても上品な仕上がりに!
オレゴン州は、カリフォルニア州よりも緯度が高くフランスのブルゴーニュ地方に近い環境なので、元々ピノノワールの生産に向いていると言われている地域です。ただアメリカで生まれたワインだけあって、フランスのピノノワールに比べるとやや重め。
ですが、無駄に果実がのっているわけではなく、コクと旨味がしっかり感じられるので、このワインを飲むとブドウの果実よりもブドウ畑が浮かび上がってくるんです。土地の良さをうまく引き出していてる証拠です。
生産者であるクリストファー氏は、もうアホな程ピノ好きだそうで、まさにピノフリークなんです。
1.葡萄畑に無理強いしない!、2.灌漑を施し過ぎない!、3.科学製品を使わない!、4.そして手仕事をすべて正しく行う!
ニューワールドであるアメリカの土地で、フランスやドイツなどオールドワールドに取り入れられている伝統的なビオディナミの栽培法を参考にしているそうです。
まさに、伝統的なオーケストラの演奏に合わせてエレキギターを掻き鳴らし、新しい音楽を生み出してしまう!そんなパンクなワインなんです^^
お薦めのマリアージュ
鰹のたたき with タプナード
実は魚でも、赤身魚は赤ワインに合いやすいんです!今回は、鰹のタタキなので、燻されたスモーキーな味わいが、ワインの樽のニュアンスに同調してくれます。さらにタプナードをトッピングすることで、オリーブのコクやハーブの香りがワインの旨味と相まってより一層ワインがすすんでしまいます。
ソムリンポイント
ピノ ノワール ダンディ ヒルズ キュヴェ
6
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この価格帯のワインの平均点:4.95pt
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男前なピノ・ノワールですぞ!これを飲んでダンディーでロックな男になってほしいですな!
ソムリンポイント
ソムリンの独断と偏見で付けたワインの評価ポイントです。判断基準の一つとして参考にしてください。
- 0〜2pt:ワインは楽しみ方次第ですなー
- 3pt:良い
- 4pt:美味しい
- 5pt:素晴らしい
- 6pt:拍手
- 7pt:記憶に残る
- 8pt:感涙モノ
- 9pt:歴史に残る
- 10pt:伝説レベル
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価格帯別平均ポイント
ソムリンの独断と偏見で付けたワインの評価ポイントです。判断基準の一つとして参考にしてください。
価格帯 | 平均Pt |
---|---|
500〜1,000円 | 1.00pt |
1,001〜1,300円 | 1.56pt |
1,301〜1,600円 | 1.86pt |
1,601〜2,000円 | 2.48pt |
2,001〜2,500円 | 2.81pt |
2,501〜3,000円 | 3.30pt |
3,001〜4,000円 | 3.78pt |
4,001〜5,000円 | 4.24pt |
5,001〜6,000円 | 4.70pt |
6,001〜7,500円 | 4.95pt |
7,501〜10,000円 | 6.04pt |
10,000円〜 | 6.70pt |
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ピノ・ノワールって実はかなり栽培が難しいブドウ品種らしいです。それでも世界中に植えられているのは愛されているから。それだけ人を魅了するピノ・ノワールにクリストファー氏も取り憑かれたんですね。
ぜひ皆さんもこのワインを飲んでピノ・ノワールの虜になってほしいです!
それではまた次回!カンパ〜い!^^