こんにちは、ソムリンの浦川です!
今回のワインはフランスのボルドーでシャトー ランゴア&レオヴィル バルトンが造る『アントニー・バルトン メドック2014』のご紹介です。
フランスの2大ワイン生産地であるボルドー。よくスーパーでも何かしらの賞を受賞したボルドーワインがたくさん見受けられますね。でもあのワインたちを飲んでも果たしてボルドーワインを好きになるのか?非常に疑問に思えます。特に1000円前後のラインナップ!タンニンだけがきつかったり、果実が全くのっていなかったり、酸味がなかったり・・・。あまりいい思い出がないですね。
今回のバルトン家はフランス・ボルドーの超名門ワイナリー!ボルドーメドック地区の格付けが行われた1855年から、所有者が変わっていないシャトーは3つしかありません。このバルトン家はなんとそのうちの2つを所有しています。(3級のシャトー・ランゴア・バルトンと2級のシャトー・レオヴィル・バルトン)
このワインはそんな格付けワインの弟分に当たるわけです。偉大なシャトーを保持し続けられるシャトーの力強さがこの2000円台のワインにも伺えます。

アントニー・バルトン メドック2014
ワインの特徴
このワインからは、エレガントでシャープな美しさが感じられ、また濃厚な果実の強い味わいもある。青みがかった野菜の爽やかさ、インクの香りの様なコク、ボルドー左岸のテロワールから生み出されるなめし革の様な複雑な味わいが印象的。
上級のボルドーに比べると全体的なボリュームは小さい。しかし考えるべきは価格である。この価格帯のボルドーワインでここまでのクオリティーを出せるのはあまりありません。果実味のふくよかさがしっかり感じられ、小さくまとまっていはいるが酸とコクと旨味のバランスの良さは、十分に楽しめる味わいになっています。
さすがレオヴィル・バルトンとランゴア・バルトンの兄弟分。2000円台のワインにも贅沢に質の良いブドウが使われているのが味わいからわかります。
お薦めのマリアージュ
肉詰めピーマン
ボルドーの赤にはしっかりとした味の肉料理がぴったり!さらにこのワインにはカベルネ種の特徴でもある野菜感(主にピーマンの香り)がしっかりと感じられます。なので、ピーマンの肉詰めをチョイスしちゃいました!ハンバーグでも勿論良いのですが、ちょっとキャラクターが足りないんですよね。ピーマンさんが青い香りを出してくれることで、このワインとのマリアージュにさらに一体感を生み出してくれます。
ソムリンポイント
アントニー・バルトン メドック
3.5
* ソムリンポイントとは?
この価格帯のワインの平均点:2.81pt
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正統派のきっちりかっちりボルドー!飲んでいると背筋がしゃんとしそうなワインですな!
ソムリンポイント
ソムリンの独断と偏見で付けたワインの評価ポイントです。判断基準の一つとして参考にしてください。
- 0〜2pt:ワインは楽しみ方次第ですなー
- 3pt:良い
- 4pt:美味しい
- 5pt:素晴らしい
- 6pt:拍手
- 7pt:記憶に残る
- 8pt:感涙モノ
- 9pt:歴史に残る
- 10pt:伝説レベル
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価格帯別平均ポイント
ソムリンの独断と偏見で付けたワインの評価ポイントです。判断基準の一つとして参考にしてください。
価格帯 | 平均Pt |
---|---|
500〜1,000円 | 1.00pt |
1,001〜1,300円 | 1.56pt |
1,301〜1,600円 | 1.86pt |
1,601〜2,000円 | 2.48pt |
2,001〜2,500円 | 2.81pt |
2,501〜3,000円 | 3.30pt |
3,001〜4,000円 | 3.78pt |
4,001〜5,000円 | 4.24pt |
5,001〜6,000円 | 4.70pt |
6,001〜7,500円 | 4.95pt |
7,501〜10,000円 | 6.04pt |
10,000円〜 | 6.70pt |
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このワインはボルドーの入門編としてピッタリです!
勿論もっと美味しいボルドーワインは沢山ありますが、最近ワインが高騰していることもあり、良いワインを選ぼうとするとべらぼうな値段がします。
さすがにそんな高いワインとか毎日は飲めませんよね?私も無理です!w毎日飲んでもお金に優しい価格帯で美味しいワインを探すのは難しい。。
しかし今回のアントニー・バルトンは十分購入可能な範囲内です。ショップによっては1000円代で販売されているかもしれませんので、是非探してみてください!
それではまた次回!カンパ〜い!^^