こんにちは。超ソムリエの小野塚です!
今回はフランス・ブルゴーニュ地方の白ワイン『シャブリ・テロワール・ド・クルギス』をご紹介いたします。
バブル時代に一世を風靡したワイン「シャブリ」。ワインをあまり飲まない方でも聞いたことのある方はいらっしゃるのではないでしょうか?
「シャブリ」は、ブルゴーニュ地方の地区の名前なんです。つまり、シャブリ地区で造られたもの(白ワイン)は「シャブリ」となり、多くの生産者が「シャブリ」を造っています。
その中で見つけ出した「パトリック・ピューズ」という造り手。
彼の生み出す最高に美味しい「シャブリ」を本日はご紹介いたします!!
シャブリ・テロワール・ド・クルギス2014
ワインの特徴
美しいレモンイエロー、キラキラと輝いています。
香りは、まさに「レモン!!」鼻を刺激するような鋭い酸が襲い、冷涼さを感じさせる砕いた石のような香りも漂い、「シャブリ」という土地の香りがビシビシ伝わってきます。
口に含めば伸びやかな酸が舌をくすぐり、唾液がじわじわと溢れ出てきます。酸は鋭い筈なのに、液体が滑らかでスルスルと胃の中へ。飲み込んだ後も、さらにワインの旨味が喉の奥から這い上がってくるようです。
生産者であるパトリック・ピューズは、使用するブドウの一部は自ら栽培し、契約農家から仕入れている残りのブドウに関しても、積極的に栽培に関わることで栽培者と長期にわたる信頼を築きあげ、クオリティの高いブドウを確保しているそうです。その結果が「シャブリ」のテロワールが活かされた味わいを生み出しているのですね。
※テロワール : 土地(土壌や大地)、気候、人、この全ての要素を総合したワイン造りの環境を指す。
お薦めのマリアージュ
牡蠣フライ
シャブリといえば生ガキが鉄板ですが、今回はフライにしました。理由は、生ガキではこのワインのコクにまけてしまうから。カキに火を通すことで旨味が凝縮し、ワインのコク、旨味に寄り添ってきます。そしてフライにはレモンを添えず、ワインをレモン代わりに。『シャブリ・テロワール・ド・クルギス』に合わせるのであれば、カキフライは塩で食べるのが一番幸せになれる食べ方です。
ソムリンポイント
シャブリ・テロワール・ド・クルギス
5.5
* ソムリンポイントとは?
この価格帯のワインの平均点:3.78pt
* 価格帯別平均ポイントを見る
香りは、まさにレモン!目を覚ますようなキレのある酸味、豊富なミネラルが素晴らしいですな~。
ソムリンポイント
ソムリンの独断と偏見で付けたワインの評価ポイントです。判断基準の一つとして参考にしてください。
- 0〜2pt:ワインは楽しみ方次第ですなー
- 3pt:良い
- 4pt:美味しい
- 5pt:素晴らしい
- 6pt:拍手
- 7pt:記憶に残る
- 8pt:感涙モノ
- 9pt:歴史に残る
- 10pt:伝説レベル
閉じる
価格帯別平均ポイント
ソムリンの独断と偏見で付けたワインの評価ポイントです。判断基準の一つとして参考にしてください。
価格帯 | 平均Pt |
---|---|
500〜1,000円 | 1.00pt |
1,001〜1,300円 | 1.56pt |
1,301〜1,600円 | 1.86pt |
1,601〜2,000円 | 2.48pt |
2,001〜2,500円 | 2.81pt |
2,501〜3,000円 | 3.30pt |
3,001〜4,000円 | 3.78pt |
4,001〜5,000円 | 4.24pt |
5,001〜6,000円 | 4.70pt |
6,001〜7,500円 | 4.95pt |
7,501〜10,000円 | 6.04pt |
10,000円〜 | 6.70pt |
閉じる
皆さん、今回のワインは如何でしたでしょうか?
この造り手のボトルキャップは全て蝋でコルクを塞いであります。開け方に戸惑う方もいらっしゃるかと思いますが、意外と簡単なんです。
躊躇なく蝋めがけて、ソムリエナイフのスクリューを差し込み、奥まで差し込んだらいつも通り抜くだけ。抜く際に、周りに蝋がポロポロこぼれるので、それだけ注意してくださいね。
開け方も分かったところで、ぜひお試しあれ。
それではまた次回もお会いしましょう!