こんにちは、超ソムリエの小野塚です!
今回は、イタリアのスパークリングワイン『ボスコ・ディ・ジーカ・ブリュット』を紹介します。
「プロセッコ」といえば、イタリアのスパークリングを代表する1つで、ヴェネト州のグレラ種を使用してつくられており、ブドウ本来の果実感・フレッシュさを味わえるのが特徴です。
昔、ヴェネツィアのゴンドラに乗りながら、プロセッコを片手に飲んだことを思い出しますね〜。このワインのような、甘酸っぱい青リンゴのような思い出です。
アダミの造るプロセッコは、他のプロセッコよりも果実が生き生きとしていて、フレッシュさが格段に違います。
ボスコ・ディ・ジーカ・ブリュットNV
ワインの特徴
色調は少し薄めのレモンイエローで、レモンやライムの柑橘系に、岩を砕いたようなミネラルの香りがします。飲み口はシャープながらも余韻がとても長く、まさに青りんごをかじったような気分になれます。
「これがプロセッコですか!?」と思わず口に出してしまいそうな程の泡の力強さ、キメの細かさがあり、味わいには奥深さがあります。
この味わいを知ってしまってから、僕の美味しいプロセッコ探しの旅は続いています。
通常、多くのプロセッコは一次発酵後(ワインになった状態)、すぐ二次醗酵に移り全て瓶詰めを行ってしまいますが、アダミではブドウを収穫した区画毎に一次醗酵を行い、出来たベース・ワインを厳選してアッサンブラージュ(ブレンド)してから二次発酵を行っているそうです。この手間がアダミの造るプロセッコの美味しさの秘密かもしれません。
ちなみに世界3大映画祭のヴェネツィア国際映画祭のVIPルームで振る舞われたり、2009年アブルッツォで行われたG8サミットではサミット公式のワーキング・ディナーとランチにも採用されているようですよ。
お薦めのマリアージュ
フレッシュチーズと果物入りのサラダ
シャキッとした野菜だけでは、アダミの『ボスコ・ディ・ジーカ・ブリュット』には敵いません。ワインのコクに合わせるために、ミルキーなフレッシュチーズを加え、さらにりんごなどの果物を細切りにして加える事でワインの果実味と合わせます。ドレッシングはオリーブオイルと塩、これがワインのミネラル感にバッチリなんです。このマリアージュ、ぜひお試しください。
ソムリンポイント
ボスコ・ディ・ジーカ・ブリュット
4.5
* ソムリンポイントとは?
この価格帯のワインの平均点:3.78pt
* 価格帯別平均ポイントを見る
青リンゴのさわやかな香りが広がりますな~、やわらかでキメ細かい泡が喉を通る瞬間がたまりませんな~。
ソムリンポイント
ソムリンの独断と偏見で付けたワインの評価ポイントです。判断基準の一つとして参考にしてください。
- 0〜2pt:ワインは楽しみ方次第ですなー
- 3pt:良い
- 4pt:美味しい
- 5pt:素晴らしい
- 6pt:拍手
- 7pt:記憶に残る
- 8pt:感涙モノ
- 9pt:歴史に残る
- 10pt:伝説レベル
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価格帯別平均ポイント
ソムリンの独断と偏見で付けたワインの評価ポイントです。判断基準の一つとして参考にしてください。
価格帯 | 平均Pt |
---|---|
500〜1,000円 | 1.00pt |
1,001〜1,300円 | 1.56pt |
1,301〜1,600円 | 1.86pt |
1,601〜2,000円 | 2.48pt |
2,001〜2,500円 | 2.81pt |
2,501〜3,000円 | 3.30pt |
3,001〜4,000円 | 3.78pt |
4,001〜5,000円 | 4.24pt |
5,001〜6,000円 | 4.70pt |
6,001〜7,500円 | 4.95pt |
7,501〜10,000円 | 6.04pt |
10,000円〜 | 6.70pt |
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今回のワイン如何でしたか?
スパークリングワインが好き、フレッシュな果実感を味わいたい方には「プロセッコ」がオススメですよ〜。
瓶内二次発酵方式ではないところにも、また、良さがありますね。ちなみにプロセッコはシャルマ方式です。
※瓶内二次発酵方式:ワインを詰めた瓶に糖と酵母を加え、密閉した瓶内で二次発酵(炭酸ガスを発生)させ液体に閉じ込める方法。これにより独特の風味やコクをもたらすことが出来る。
※シャルマ方式:二次発酵を大きなタンクで行う方法。一般的にコクの深さ、泡のキメ細かさは瓶内二次発酵方式に劣るものの、爽やかさ・果実感を楽しむことが出来る。
それでは皆さん、次回もお楽しみに〜。