こんにちは、またまた登場。ソムリンの超ソムリエこと小野塚です!
本日は、ワインをあまり飲まれない方は聞きなれないかもしれませんが、アリゴテ種というブドウを使用したフランス・ブルゴーニュ地方の白ワインです。
このワインの生産者であるアン・ベル・リーは、とにかく変態なんです!!(笑)そんな人が造る自然派ワイン『ブルゴーニュ・アリゴテ2014』を今回は紹介します。
ブルゴーニュ・アリゴテ2014 / メゾン・アン・ベル・リー
ワインの特徴
このワインは、私のアリゴテの常識を変えた、旨味系ワインです!
一般的なアリゴテは、ブルゴーニュ地方の中で一番主役の白ワイン品種であるシャルドネの影に隠れる存在であり、安ワインのイメージが強いのですが、このアン・ベル・リーが造るアリゴテのふくよかな味わいは十分に主役級の価値があります。
自然派ワインと呼ばれるワインの中でも、特に変態的な造り方であるビオディナミ製法を取り入れることでその味わいを引き出しています。
※自然派ワイン:無農薬及び有機栽培で育てられた自然な製法で作られた葡萄のみを使用したワイン。(一部限られた農薬の使用は認められている)
※ビオディナミ製法:自然派ワインの中でも、太陰暦に基づいて種まきや収穫の日を決めて行い、角に詰めた水晶や糞などの特殊な物質を調合した肥料を使用するなど、自然の力を最大限に活かす製法。
色調は、イエローゴールド。
グレープフルーツの香りに、ナッツ、スパイス、甘い蜜のようなニュアンスも感じられ、飲む前から美味しい事が分かります。
口に含むとフレッシュでキレのある酸味とともにサラサラとしたミネラル感が広がり、旨味の塊が押し寄せてきます。飲んだ後の余韻がまた最高で、マーガレットのような白い花系のアロマが広がり、幸福の絶頂へと導きます(はぁ~幸せ)。
「春先の高原でそよ風に吹かれつつ、花を愛でながら飲む。」これが私の1番のおすすめです。
お薦めのマリアージュ
ちらし寿司
豚と醤油の旨みに、このワインが持つワインの柔らかながらキレのある酸と酢飯の酸味のマッチングが絶妙なんです!そこにちらし寿司の様々な具材の旨味や香りとワインの豊富なミネラルからくる旨味がお互いを高め合ってくれます。考えただけでもヨダレがでちゃいます(笑)。
ソムリンポイント
ブルゴーニュ・アリゴテ
4.5
* ソムリンポイントとは?
この価格帯のワインの平均点:.30pt
* 価格帯別平均ポイントを見る
アリゴテとは思えない旨味たっぷりのワインですぞ!ちらし寿司の他に水炊きなんかもベストマッチですぞ!
ソムリンポイント
ソムリンの独断と偏見で付けたワインの評価ポイントです。判断基準の一つとして参考にしてください。
- 0〜2pt:ワインは楽しみ方次第ですなー
- 3pt:良い
- 4pt:美味しい
- 5pt:素晴らしい
- 6pt:拍手
- 7pt:記憶に残る
- 8pt:感涙モノ
- 9pt:歴史に残る
- 10pt:伝説レベル
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価格帯別平均ポイント
ソムリンの独断と偏見で付けたワインの評価ポイントです。判断基準の一つとして参考にしてください。
価格帯 | 平均Pt |
---|---|
500〜1,000円 | 1.00pt |
1,001〜1,300円 | 1.56pt |
1,301〜1,600円 | 1.86pt |
1,601〜2,000円 | 2.48pt |
2,001〜2,500円 | 2.81pt |
2,501〜3,000円 | 3.30pt |
3,001〜4,000円 | 3.78pt |
4,001〜5,000円 | 4.24pt |
5,001〜6,000円 | 4.70pt |
6,001〜7,500円 | 4.95pt |
7,501〜10,000円 | 6.04pt |
10,000円〜 | 6.70pt |
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ブルゴーニュでは軽んじられるアリゴテも、生産者次第で本当に素晴らしいワインになります。ワインが好きな人にこそ飲んでもらって、ワインの美味しさを再発見してもらいたいです。
では、次回のワイン紹介もお楽しみに~♪